私は初めてこの絵本を読み終えたとき・・無性に子供を抱きしめたくなりました。
読む人によって、想像する相手はいろいろです。

息子や娘だったり、ご主人だったり、母親だったり、兄弟だったり、友人だったり・・

ついついありがとうや嬉しいや美味しいなどの言葉を期待してしまうものです。

でも・・あなたが、そばにいるだけで、生きてるだけで、幸せなんだ
言葉なんかいらない・・大切なのは「あなたがいる」ということ
そして、相手もです。言葉では表せられないけど、感謝してるんだろうな、嬉しいんだろうな、楽しいんだろうな、ずっとそばに居たいんだろうな
そんなメッセージを私は受け取りました。

小さなお子さん(赤ちゃん)は言葉がしゃべれません。でも自分が大人になり親に感謝の気持ちが芽生えたように
今、手がかかり、母や父を悩ます小さなお子さんにも、いつか分かる時がきます。

そして、そのお子さんは、お母さんやお父さんに、言葉では表せられない気持ちで、いっぱいなんだと思います。
そんな気持ちに気づき、抱きしめたくなったのです。